COLUMNゴミ屋敷コラム
賃貸住宅を汚いまま退去するとどうなる?損!チェックしたいポイントと掃除方法
賃貸住宅を退去する際、部屋の状態によっては高額な費用が発生することがあります。特に、部屋が汚れたままの状態で退去すると、敷金が返還されないばかりか、追加の清掃費や修繕費を請求される可能性もあります。札幌で賃貸物件を退去する際に気をつけるべきポイントについて解説します。
汚いまま退去すると発生する費用
退去時に部屋が著しく汚れていると、原状回復費用がかかります。これは貸主が次の入居者を迎えるために必要な修繕費や清掃費を負担するためです。
考えられる費用の例
- ハウスクリーニング費用:通常の汚れを超えた場合、追加で清掃費が請求されることがあります。
- クロスの張替え費用:壁紙がタバコのヤニやカビで汚れていると、張替え費用が発生します。
- 床の修繕費用:フローリングや畳の汚れや傷がひどい場合、修繕費がかかります。
- 設備の修理費:キッチンやトイレなどの設備が使えないほど汚れていると、修理費が請求されることも。
札幌では冬場の結露によるカビや湿気による劣化が起こりやすいため、特に注意が必要です。
原状回復の基準とは?
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、借主が負担すべき費用と貸主が負担すべき費用には明確な基準があります。
借主負担となるケース
- 故意や過失による汚れや破損(飲み物をこぼしたシミ、タバコのヤニなど)
- 物をぶつけてできた傷や穴
- 清掃不足によるカビや異臭
貸主負担となるケース
- 経年劣化による変色や自然損耗
- 家具の設置によるへこみや跡
- 通常の使用範囲での汚れ
部屋が極端に汚れている場合、通常のハウスクリーニングでは対応できず、大掛かりな清掃や修繕が必要になることがあります。その場合は借主が全額負担する可能性が高くなります。
退去前にやっておくべきこと
賃貸住宅を退去する際、余計な出費を避けるために事前にできることがあります。
清掃を徹底する
床や壁の汚れを落とし、水回りのカビやぬめりを除去しましょう。特に、キッチンやトイレ、浴室などの水回りは、汚れが残っていると高額な清掃費用が発生する可能性があります。
不用品を処分する
使わなくなった家具や家電、ゴミを残したまま退去すると、処分費用を請求されることがあります。札幌では粗大ゴミの回収が指定日制になっているため、早めにスケジュールを立てることが重要です。
管理会社に相談する
管理会社によっては、退去時に必要な清掃の範囲を事前に教えてくれることがあります。退去時のトラブルを防ぐためにも、事前に確認しておくと安心です。
退去準備が間に合わない場合の対処法
「忙しくて片付ける時間がない」「部屋が散らかりすぎて自分では手に負えない」といった場合、専門の清掃業者に依頼するのもひとつの方法です。
専門業者に依頼するメリット
- 自分で片付ける手間が省ける
- 短時間で退去可能な状態にできる
- 余計な修繕費を抑えられる
特に、札幌のような寒冷地では冬の退去が大変になるため、早めの準備が必要です。
まとめ
賃貸住宅を汚いまま退去すると、原状回復費用がかかるだけでなく、トラブルの原因にもなります。不要な出費を防ぐためにも、
- 事前に清掃をする
- 不用品を適切に処分する
- 退去前に管理会社と確認する
といった準備を進めることが重要です。時間がない場合は、専門業者の利用も検討してみましょう。
関連記事
➡ 札幌でゴミ屋敷の片付けを自力で進めるコツとプロのサポート